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農大ブログ

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受け継がれるもの③ ~凍結精液~

7月9日、県の研究機関から畜産学科で飼養する繁殖メス牛(黒毛和種)に適した優良和牛の凍結精液(遺伝資源)を受け取りました。

 畜産学科の1年生が、運び込まれた凍結精液(専用ストローに封入されています)を農大の保管用タンクへ手際よく移し替えました。

 移し替えを担当した1年生は、とても緊張した様子でしたが「凍結精液がとけないように迅速に作業すること」「凍結精液を保管するタンクに充てんする液体窒素の量は、1か月に1度必ず点検すること」など短時間で重要なことを学びました。

今後、歴代の先輩達が大切に育ててきた繁殖メス牛が発情を迎えた時、この精液を用いて人工授精を行います。優良な子牛を生産してきた畜産学科の伝統はしっかり受け継がれていくことでしょう。


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                液体窒素の中でストローを移動させます   

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     移動したストローは速やかに保管タンクに運びます



# by ibanodai | 2021-07-19 18:45

受け継がれるもの② ~頭絡(とうらく)~

7月9日、畜産学科の1年生が2年生から「頭絡(とうらく)」の手順を学びました。
「頭絡」とは牛の頭部に縄をかけることで、牛を引っ張って移動させるために必要不可欠な技術です。

1年生は、牛に頭絡をつける2年生の手元を真剣なまなざしで見つめていました。

また一つ、先輩から大切な技を学びました。


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                          先輩の技を受け継ごう

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                              頭絡をつけた牛 


# by ibanodai | 2021-07-19 17:55

受け継がれるもの① ~除角~

7月9日、畜産学科で飼養しているメスの育成牛2頭の「除角」作業を実施しました。
牛には2本の角があり、成長するにつれて角も長く鋭く伸びていきます。
角をそのままにしておくと
牛の世話をしている人間が角でケガをしたり、牛同士でケンカしたときに牛が傷つくリスクが高まったりします。
「除角」は文字どおり牛が若いうちに角を切り除くことで、牛を管理するうえで非常に大事な作業です
今回は、畜産学科の1年生男女3名が「除角」にチャレンジしました。
2年生の先輩に牛をしっかり保定してもらったおかげで、スムーズに角を切断できました。
                                         
ベテランの2年生から様々なアドバイスを受けながら、1年生は日々成長しています。
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                 先輩を信じて・・・せ~の!


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               先輩のアドバイスは的確です
               


# by ibanodai | 2021-07-16 18:08

出穂しました!!

 農学科普通作コースでは水稲を栽培しています。その中で、早生品種の「一番星」が7月12日に出穂(しゅっすい:穂が出ること)しました。収穫は8月25日頃になると予想されます。これから梅雨が明けて夏本番を迎えますが、「ふくまる」、「コシヒカリ」と順番に出穂していきます。今年もおいしいお米を作れるよう学生たちは夏季休業中も頑張って管理していきます。

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出穂した「一番星」



# by ibanodai | 2021-07-16 13:15 | 農大ニュース(農業部)

「農業協同組合論」で校外学習に行きました

712日、農業大学校農業部農学科では選択科目「農業協同組合論」の一環として、学生9名が校外学習に出かけました。

最初に、光センサーにより春メロン、アールスメロン、大玉トマトの糖度等を管理しているJA茨城旭村果物管理センターを訪問しました。センターでは、生産者だけでは難しい品種検査や管理、トレーサビリティ導入による生産者の顔の見える化、メロンの安定出荷などについて学びました。

続いて農産物生産と加工・販売を行っている農業法人深作農園有限会社を訪問し、農産物の付加価値について学習しました。深作勝己 社長から6次産業化の経緯や、儲かる農業を達成した後の事を考えておかないと仕事がつまらなくなること、加工品を出すことで年間販売できることを学びました。

学生は質疑応答を通して、品質管理及び6次産業化に対する理解をより深めることができました。

「農業協同組合論」で校外学習に行きました_f0232567_11043770.jpg
JA茨城旭村果物管理センター 

「農業協同組合論」で校外学習に行きました_f0232567_11044884.jpg

農業法人 深作農園有限会社



# by ibanodai | 2021-07-16 11:12 | 農大ニュース(農業部)